MBA社会人大学院は30歳までに門を叩け?

ブログ

遠大なマーケティング戦略策定プロセス

 雨天なので室内に籠って、[改訂4版]グロービスMBAマーケティングでマーケティング戦略を読んでいます。
 メディア企業にて40歳も過ぎると、マーケティング戦略の話を聞いたり、本や資料で読んだりするのは何度目であろうか…。その策定するプロセスは長く難しいので途中で離脱したくなってくるときがあります。

スキルと同時に根回し芸も必要?

 実際にこの遠大なプロセスは大企業になるとマーケティング部や宣伝部の部署単位、もっと言えば個人単体で取り組むことが難しい。その阻害要因は、与えられた役職と役割の曖昧な定義、スキル不足などの点もあります。
 しかしそれ以上に重要性がなぜか高いのは、国内企業独特の行き過ぎた「コンセンサス文化」。もっと分かりやすく言うと「根回し芸」スキル。
 日本企業の競争力がなくなってきているのは、誰が何を決めたか有耶無耶にして、“みんなで決めたこと”にする文化だと思っています。まあ、ここで、そのことに対する批判は避けます。
 ここで言いたいことはマーケティング担当の課長や部長などのポストになったら、それまでサラリーマン人生10年間や20年間のキャリアを生かして社内根回しに奔走しないといけないのです。その時にたどたどしいカタカナで「バリュープロポジションガ~~」と言っていたら、事業機会を見つけるためにやっているマーケティング戦略策定プロセスなのに、ファーストステップの外部環境が変わってしまうというジレンマにあうということを懸念しています。

スキルアップしたら異動するキャリアのジレンマ

 例えば、4月1日に新しく社内でマーケティング担当の課長になったので、どうしようかと思ったので本を読んだりしていても悶々とするからグロービスや早稲田ビジネススクール、慶應大学ビジネススクール、一橋大学ビジネススクール、名古屋商科大学ビジネススクールなどのMBAに通学しようと少し勉強して9月から12月頃に受験。何とか志望大学に合格、翌年の4月から通学して2年かけて修了要件である36単位を取ります。その時には科目数換算で約25科目を履修している…。ここまでで3年間を要しています。
 大企業は3年周期で異動するから卒業と同時に異動。マーケティング担当課長はフィールドの営業課長にご栄転されて「足で稼ぐ」ことになりましたとさ…。

 私は40歳を前にして事業構想大学大学院でMPD(事業構想修士(専門職))を取得しましたが、正直、私のスキルアップのスピードより自分が置かれている環境のほうが速く変わっていくことを感じます。入学した時は会社ではオリンピックパラリンピック担当でしたが、2年後に卒業するときはメディア開発の内示をもらっていました。

社会人大学院に行くなら1人前になる前

 社会人になってマーケティングのフレームワークを学ぶなら選択肢はいくつかありますが、社会人大学院もひとつです。
 私はMBAにしろMPDにしろ社会人大学院は、社内で1人前と扱われる前の30歳までに通学していくことをすごくお勧めします。
 課長や部長など意思決定する立場にいるときに「課題にぶつかったので、(スキルアップのために)大学院で2年間学んできます」というのは時間軸があまりにもあっていない。市場も顧客も当事者を取り巻く環境も…外部環境が変わりすぎています。まさにタイムイズマネー、ゲームイズオーバーなのです。

学ぶなら一日でも早く

 よくよく思い起こせば、マーケティング戦略策定は一流企業サラリーマンの教養のひとつではなく、その目的達成のためにあるのです。
 マーケティングの目的とは「強引な販売や規制などに頼らずとも、効果的かつ持続的にキャッシュを生み出せる状況を作り出す」ことです。
 出発点は顧客。中心課題は「顧客の本質的なニーズを捉え、具体的なウォンツにになげること」であり、その時のポイントは「KBF(key buying factor、購買決定要因)」を見つけ出すこと。私もサラリーマンだが企業のバリュープロポジション(Value Proposition、企業の提供価値)」と顧客のウォンツが表裏一体になっていることが大事です。
 まさに、ここに書いている目的は、若い時に体にしみこませる必要があります。シニアはその考え方を受け入れ社内を根回しすることが上手くいく構図なのです。

シニアはワンパス回そうぜ

 私が、メディア開発をやっているときに、要件定義から実装のタイミングでよく聞いた言葉が「最低限、ワンパスを通そうよ」です。
 ここでの意味は「最低限、うごくものをまずは作ろうよ」という意味です。シニアは経験があるので、そのバックグランドが有れば、フレームの「ワンパス通したい」という需要があると思います。
 マーケティング戦略策定プロセスは、分析フェーズ、立案フェーズ、展開フェーズの3つに分かれています。さらに細分化すると以下のようになります。

■マーケティング戦略策定プロセスの手順
①【分析】環境分析
②【分析】マーケティング課題の特定
③【立案】セグメンテーション、ターゲティング
④【立案】ポジショニング
⑤【展開】マーケティングミックス
⑥【展開】実行計画の策定

 とても長いですね。シニア視点で、いつか、このプロセスのワンパスを通すという大それた試みに挑戦したいと思っています。お楽しみに?

コメント

タイトルとURLをコピーしました